山形 駅 から 赤湯 駅
テレビ番組「名医の太鼓判!」や「得する人損する人」などで効果のあるダイエット法として紹介された、もち麦ダイエット。最近ではコンビニなどでも、もち麦入りの商品が手軽に買えるようになっています。今回はそんなもち麦について、ダイエット効果や食べる量、レシピなどをご紹介します。 まずは知りたい、もち麦って何? テレビなどで話題になっていると言っても、「もち麦」がそもそもどんな麦なのかは、いまいちよくわかりませんよね。そこで、まずはもち麦とはどんなものかを調べてみました。 そもそももち麦とは、大麦の一種のこと。お米に「もち米」と「うるち米」があるように、実は大麦にも粘りが強い「もち麦」と粘りが弱い「うるち麦」とが存在します。このうち、粘りが強いもち麦はもちもちとした食感に人気があり、さらに食物繊維が豊富でダイエット効果が認められるため、テレビなどでもよく取り上げられるようになりました。 もち麦には特に水溶性食物繊維βグルカンの量が多いという特徴があり、その食物繊維量は白米の25倍もあると言われています。また、大麦の健康効果については近年欧米諸国でも見直されており、市場に大麦を使った商品が多く出回るようになったことから、日本でも注目されるようになりました。 もち麦には、どんなダイエット効果があるの!?
店頭で品薄が続くほど人気の「スーパー大麦」と「もち麦」は、ミネラルや食物繊維がたっぷりで、腹持ちも抜群。 そこで、朝にはスーパー大麦、夜にはもち麦を食べて、ずっと体形をキープしている大妻女子大学家政学部教授の青江誠一郎さんに、そのすごさについて教えてもらった。 Q. スーパー大麦ともち麦はどこがスゴイの? A 両方とも大麦の一種。中でも健康効果が高いのが、このふたつ。どちらにも豊富に含まれる食物繊維「β-グルカン」は、コレステロールの吸収や血糖値上昇の抑制が、人体への影響を調べた検査で認められています。 もち麦は淡泊で、プチッとした食感が特徴。スーパー大麦は、大腸がんの発症率が高いオーストラリアで、腸内環境を整える目的で近年開発された品種。甘く歯ごたえがあります。 ほかの穀物に少ない、腸の奥で発酵する「レジスタントスターチ」という食物繊維が、大麦の4倍も含まれているのが特徴。さらに、腸の入り口やその半ばで働く成分も豊富なので、3段階で腸に働きかけます。 腸内環境の改善などさまざまな効果が期待されていますが、新品種のため、人体への効果などは研究中です。 Q. なぜダイエットに効果的なの? A 最近、ごはんなどを抜く「糖質オフダイエット」が注目されていますが、穀物を摂らないと、エネルギー不足や便秘などに陥り、かえって痩せにくい体になります。 スーパー大麦ともち麦に豊富に含まれる「β-グルカン」には、血糖値の上昇を緩やかにし、コレステロールや中性脂肪の吸収も抑えてくれる効果が。そのため、摂ることで太りにくくなります。満腹感も続くので、間食したい欲求もおさまりますよ。 Q. ほかの食材の「食物繊維」と、どう違うの? A 食物繊維には水に溶ける「水溶性」と、溶けない「不溶性」の2種類があり、スーパー大麦ともち麦は両方をバランスよく含んでいます。 特に、現代人に不足しがちな水溶性食物繊維の一種である「β-グルカン」を含む点に注目を。これは腸の善玉菌のエサになり、糖質や脂質、血中の悪玉コレステロール、塩分などを包み込んで排出してくれるというもの。糖尿病や肥満の予防など、健康維持にも欠かせません。 Q. どのぐらい食べればよいの? A 「β-グルカン」は1日3g以上摂るのが理想的。もち麦(乾物)には、100g中に約6. 6gが含まれます(『はくばく』調べ)。腸内細菌は、水溶性食物繊維などのエサを毎日食べて育つので、週に何度かまとめて食べるより、毎日摂り続けることが大切です。 ただし、カロリーは白米よりやや低い程度なので、食べ過ぎには注意を!